過去に活動した研究会

研究会テーマ

研究会 No.41 (2012年設置)
座長/竹中 裕昭氏(株式会社かんぽ生命保険) 
研究会テーマ
内部監査部門の歴史と将来への展望

エンロン事件を代表格とする2000年代前半に相次いだ大型不祥事の影響により、内部統制への関心・期待は大きく高まり、各企業は-SOXも含めた内部統制構築に追われることになった。また企業の多くが"内部監査部"を新設し始めたのも同時期であり、公認内部監査人(CIA)が広く認知される等、内部統制が一種の"ブーム"とも言える状況であったとも言える。
しかしJ-SOX導入が一段落し、またリーマンショック以降の長引く不況を背景として内部統制、内部監査部門に対する期待も大きく変化しているのではないか。内部統制監査は手間が掛かる一方で、業務効率面等において直接的効果が見え難く、不正防止等分かりやすい課題への期待が高まる傾向にある。陣容・規模も従前の拡大傾向には最早無く、経営人材育成の場という新たな命題も加わる中、内部監査も本格的な経営ツールとして認知されるべく、踊り場の段階に差し掛かったと言う見方も出来る。
以上の現状分析のもと、"内部監査部"と言う名称ではなかったにせよ、古くから企業各社には同様機能はあったはずであり、内部監査部門の歴史と変遷を振り返り、またそれを分析することにより、今後の内部監査並びに内部監査部門の方向性を探りたい。

目標成果
内部監査部門の歴史と変遷を、企業各社の実例に基づき調査、分析を行い、今後の内部監査部門に期待されるミッションや機能についての再定義を試み、また新たな方向性の提案を行う。
活動方法
ミーティングを毎月1回開催予定。メンバー間で実例紹介も中心とした意見交換を中心とした活動を行う。
メンバー募集
終了しました。

ページTOP