CIAフォーラム研究会

GRC a10

地区 大阪
研究会名 コーポレートガバナンス改革における内部監査のあり方(企業価値の向上に向けて)
座長 益田 直浩氏(武田薬品工業株式会社)
テーマ 内部監査と監査ステークホールダー(監査役、監査担当役員)とのあるべき姿について
  • 事業のグローバル化、リスクの多様化に伴い、複雑化する昨今の経営環境の中で、各社は企業文化に適合したガバナンスを採用し、社外取締役または社外監査役による経営監視機能の強化を図り、H28年6月までに"監査等委員会"に移行した会社が累計600社前後に達している。(上場企業の2割弱)
  • "企業統治の規範"である「コーポレート・ガバナンス・コード」で求められる対応を満たしつつ、企業の持続的成長に資する内部統制の強化は各社共通の課題であり、監査役監査/監査等委員会監査(株主に対する説明責任)と、現場オペレーションの有効性・妥当性を監査する内部監査(監査役、監査担当役員に対する説明責任)との連携について新たな姿が求められてきていると言える。
  • "ガバナンスの真に優れた会社"として社会的認知を高めていく為には、内部監査部門が、監査ステークホールダー(監査役、監査担当役員)とどのようなコミュニケーションを採りながら、監査方針を策定すべきか、内部監査(人)の果たすべき役割や使命について検討・議論していく。
目標成果
  • 内部監査部門と監査ステークホールダーとの連携は、各社のガバナンス形態(監査役設置会社/監査等委員会設置会社、各種委員会の有無)により様々であるが、各社の課題について意見交換しながら「あるべき姿は何か(共通の課題)」について議論し進めていく。
  • 例えば、内部監査の戦略策定について、グループ全体のリスクをどのように把握・識別し、監査ステークホールダーが懸念しているリスク領域とのすりあわせ等、監査担当役員の意図や狙いを確認するプロセスにおいてモデルとなる監査コミュニケーションツールを検討していきたい。
活動方法 原則月に1回(繁忙期は2カ月に1回)、100分程度発表者を持ち回りにして行う。 内部監査部門と監査ステークホールダーとの連携・報告の現状について、各社から発表を行い 情報交換や意見交換を行う。
備考 現在のメンバー数:5名

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