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専門的実施の国際基準

HOME>指針> 専門職的実施の国際基準(翻訳)
更新日:2006/06/23

「内部監査の専門職的実施の国際基準:1312−外部評価」
改訂について

 内部監査人協会(IIA)の内部監査基準審議会(IASB)は、外部品質評価に関する基準1312の改訂を承認した。IASBは基準公開プロセスの過程で受理したコメントをレビューした後、これを発表した。基準に関するこの若干の変更は、取締役会を外部評価プロセスに参画させるにあたり、内部監査部門長の役割を更に明確にする必要があると考えられたことによる。

 IASBのアラン・ゴールドスタイン会長は、「この改訂された基準では、内部監査部門長が外部品質評価プロセスについて、内部監査部門に適切なレビューの頻度(最低でも5年に一度)と適格なレビュー実施者の選定基準の双方に関して話し合うことを規定している。取締役会が内部監査の品質改善プロセスに関与するようにすることは間違いなく良いことだ。」と述べている。

 外部評価の実施期限となる2007年1月が近づいてきたため、IASBは以下にあげている基準1312に関し、これまで生じていた疑問点を明らかにした。

1312−外部評価
品質保証レビューのような外部評価は、組織体外の適格にしてかつ独立なレビュー者または組織体外のレビュー・チームによって、最低でも5年に一度は実施されなければならない。

 明らかにされた疑問点は、1)組織体外の適格にしてかつ独立のレビュー実施者またはレビュー・チームをどのように選定するか、そして2)レビューの最低頻度である「最低でも5年に一度」は、取締役会または監査委員会のニーズを満たすのに十分か否か、ということである。

 改訂された基準1312は厳格な規則を定めていないが、内部監査部門長が取締役会または監査委員会を外部評価プロセスへ参画するようにすることで、疑問点を解明しようとする内部監査部門への一助となる指針を提供している。この基準は、計画された外部レビューの頻度が取締役会または監査委員会のニーズを満たすか否かの決定プロセス、および適格なレビュー実施者を選定する際に考慮されるべき一定規準を内部監査部門長、取締役会、監査委員会に提供するプロセス等を内容としている。

 基準実施の追加情報として、IIAの実践要綱「1312-1 外部評価」と「1312-2 独立した検証を伴う外部評価」を参照のこと。改訂された基準1312を以下に示す。

1312−外部評価
 外部評価は、組織体外の適格にしてかつ独立なレビュー実施者またはレビュー・チームによって、最低でも5年に一度は実施されなければならない。内部監査部門長と取締役会は、外部評価をより頻度を高めて行う必要があるか否かを、また、さらに、レビュー実施者またはレビュー・チームの適格性と独立性(潜在するかもしれない利害関係も含む)も話し合わなければならない。そのような討議では、レビュー実施者またはレビュー・チームの経験に照らし、組織体の規模、複雑性、業種が勘案されるべきである。

以上

訳:檜田 信男
(LEC東京リーガルマインド大学大学院教授 中央大学名誉教授 商学博士)

内部監査人協会ウェブサイト http://www.theiia.org/ から
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